いろはさん(ir_poke)主催のベビィカップに参加したので、遅ればせながら構築と感想を残そうと思う。初心者の頑張りをよければ微笑ましくご覧いただきたい。
①使用構築
今回使用した構築は以下の通りだった。
アローライシツブテが珍しいくらいであとは比較的使用率の高い(20番以内)でまとめられている良いパーティであると思った。
序盤四連勝で12位まで躍り出たがエアプ勢であるが故のプレミと圧倒的運のなさでどこか遠くの方へ飛んで行ってしまったが構築はかなり強かったし9戦潜ったうちちゃんと負けたのは1戦あったかどうかで僕がわるかったのでもし今後同じような大会に出場される方がいる場合にはよければ参考程度に読んでいただきたい。
②構築経緯
はじめに、今回の仲間大会においていくつか強い戦略があると考えた。
⑴天候パ
通常・アローラ両種のロコン始点の天候パが強いと考えられえる。
雪パは後述の積みと相性も良い
⑵積み展開
雪パのオーロラベールやベロバーの壁などからチラーミィのおかたづけ、ヒラヒナ
の瞑想加速などをバトンする動きが強いと感じた
⑶トリックルーム展開
環境ほぼ最遅(ウソハチとコレクレー箱のみ)の珠ちからづくナックラーの火力を
最大限活かせるほか、最遅にすることで無補正S31の遅い相手を下回るポケモンも
多かったため、一定数はいると考えた。
⑷パワーいずパワー
主にアサナンのOP気味な火力の暴力をはじめとして、マリルやシズクモ、AC種族
値100越え集団のごり押しが受けの数値も低いため分かりやすく強く、対策必須と
感じた。
以上のものに加え、キノコの胞子をはじめとする状態異常、威嚇や宿木を絡めたサイクルなど様々な対策をしなくてはならないと感じた。
まず、どのような構築となっても腐らず、最後にワンチャンスを残してくれるアサナンを採用するということから構築を組み始めた。
ここで相手のアサナンをどう処理するか考えたときに、ステロ巻菱や毒菱を使うことができ、対物理格闘に強いクヌギダマの採用を当初考えていた。しかし、炎のパンチや燕返しで上から鉄壁を積む前に破壊される未来が見えたため解雇した。
似たような条件で何ならアサナンを受けきれるポケモンを探していたところ、アサナンの先制技以外には上からB方面を底上げでき、弱点であるはずの珠バレパンすら積まずとも確定3発に抑えることのできる神ポケモン、モンメンがこちらを見ていたため採用することにした。どのような戦術に対しても基本的に先制でき、ほとんどの物理ポケモンを受けることのできるモンメンを軸とすることに決めた。これがアサナンに対してのメグロコ後出しにも後投げで対応できて強かった。
前述のとおりクヌギダマを解雇したのだが、ステルスロックが欲しいと感じたため、行動保証があり、シズクモにエレキスキンをちらつかせて圧力をかけられるアローライシツブテを採用した。
この時点で特殊に対して弱かったので、モンメンの宿木と合わせてサイクルを回して特殊方面に何度も受けだせるポケモンを考えた結果、チョッキ再生力ユニランがモンメンの苦手な毒に対しても強く、かつサイコショック、未来予知など受け崩しに特化した技も多く欲しい要素をかなり満たしていると思い採用した。
また、再生力で回す選択肢を作るためタマゲタケを採用した。正直毒菱を採用したかったが、なぜか覚えてくれなかった。また、モンメンと二重で異常に草タイプを誘うことでモンメンの宿木がかなり透かされたため、変えるならこの枠であると感じた。
最後に早い交代技+壁で対面操作をしてくれるポケモンを探した。ここで、相手視点壁展開を含んだ受けサイクルへの回答として考えられたのは、かわらわり、サイコファングの採用、そして積みによる強行突破であった。かわらわりは格闘タイプが主な使い手となるが、おそらくこの技を採用しないアサナンが格闘枠を担うこと、そもそも自分の構築に格闘の一貫がなかった。残りの二つに嫉妬の炎を持たせたベロバーが対応できると考えた。今回は食べ残しをモンメンに持たせている関係上ベロバーの回復ソースが宿木頼りになるので安定せず、ステロを採用しているので襷つぶしの需要も高くないことを含め、猫だましは採用しなかった。
③個体紹介
ヨガパワー/鋼@拘り鉢巻
105-92(252)-76(4)-*-75-123(252)
A:ヨガパワーの性質上A実数値が大きければ大きいほど得をするのでぶっぱ
S:ミラーで先制する方が有利なので最速
余りB
今回のルール最強枠
A無振りだとA57相当の火力しか出ないが意地A252にすると同じく意地A252の132族相当まで火力が上がり、挑発や広い技範囲、多様な先制技に高火力一致技と型も多様性があって面白いと感じたがさすがに単純に殴るのが強いと感じた。
持ち物は、珠、スカーフ、襷の3つが多いと思い相手のそれは対策しないといけないと思った。ただ、今回の構築ではサイクルを2体で回しアサナンの一貫を作りスイープする展開が多いと思われたのでその役割を最も果たしやすく、裏に引き先も用意できるため拘り鉢巻を持たせた。
通りの良い先制技のバレットパンチ、サイクルを回す関係上耐久を削る技を採用したくなかったのと、壁展開への回答としてかわらわり。正直ここはインファイトとの好みで採用が決まった(インファイトという技が基本好きでない)。パチスロが好きな人は膝一択だろう。構築単位で持ち物依存が強くはたき落とすの一貫を切りたかったので、鉢巻をはたかれた際に強い泥棒。最後に強いポケモンが多い草ポケモンやミラーで弱点を付ける燕返し。一度小さくなるヒトモシに体力MAXで3タテされたのでその対策を担っていたことに負けてから気づいた。ヒトモシは鬼火も多く実際に出せるかは知らないが...
選出率2位
悪戯心/ほのお@食べ残し
147(252)-*-123(252)-57-71(4)-86
テラバースト、やどりぎのタネ、コットンガード、挑発
先制コットンガードで物理ポケモンに対して無類の強さを発揮した本構築の軸。
コットンガードと宿木のタネは採用。全体のパワーが低く、搦手が多いと考えたため先に相手の変化技をすべて防げる挑発は強いと思い採用した。今のままだとミラーが本当にしょうもないので炎テラバーストを採用した。雪パを壊滅させることもあった他、ノーマルと炎の実質2範囲は岩以外に等倍以上が取れて使用感はよかった。ただし火力はあまりにもない。
多分選出率100%堂々の1位
再生力/フェアリー@突撃チョッキ
147(212)-*-65(36)-126(4)-112(252)-41(4)
H:3n-1かつ2n-1で最大
D:ぶっぱ
残りBCS振り分け
特殊受けかつ崩し枠。悪タイプに対してのみテラスを切ってテラバーストを撃つ。チョッキを持たせると想像の8倍固い。火力もしっかりあって困ったら出せる。
頑丈/ステラ@混乱実
147(252)-100-132-45-82(252)-40
H:カウンター採用のため極振り
ステロ要因兼高火力電気ちらつかせ枠。進化先のAゴローニャがエレキスキン大爆発で有名なので警戒してくれる込みで採用した。エレキスキン警戒で殴ってくる相手に頑丈カウンターで不意をつけると思ったが、当たった相手が特殊型もしくは両刀とかで生きなかった。
Bには補正しかかけていないがシズクモのアクアブレイクを削れたところから余裕で耐えてびっくりした。
混乱実+ボルトチェンジでサイクルを回して最後に大爆発で締めるルートも作っていたが、正直、大爆発ではなくかわらわりを採用して、アサナンの技スぺを一つ空けた方が良かったかもしれない。
再生力/どく@黒いヘドロ
175(224)-*-106(252)-75-77(12)-35
H:3n-1かつ2n-1で最大
BD:ユニランをテラスタイプ込みで受けるのは不可能なのでB方面に耐久を寄せた
再生力サイクルかつ毒毒や毒菱の一貫切りモンメンがテラスを切った後の粉や宿木の無効化、積みへの対抗としての枠。
イカサマで相手のA上昇を利用するか、スモッグで上昇を無効化して裏とのサイクルに持ち込むかなど多彩な戦術をとれた。
胞子が効かないモンメンにテラス択を無視した安定行動の毒毒があるのもよい。
なぜ毒菱を覚えてくれないのか。覚えてくれればこのパーティの革命だった。
151(244)-*-90(252)-75-62(12)-70
H:2n-1でなるべく大きく
BD:特殊高火力がユニランしかいないと考察していたため(実際はシズクモもいた)、Dには余りのみ振り、物理方面に耐久を寄せ切った。
嫉妬の炎、ひかりのかべ、リフレクター、捨て台詞
捨て台詞と壁でサイクルを回す枠。嫉妬の炎はイカサマでもよかった。
⑤最後に
運があまりにもなくて9戦で撤退した。初手5連麻痺とか引いて一度ぼろ勝ちした相手に惜敗したところで心が折れたが、運が平坦なら割と上位をとれる可能性を捨てきれなかったのでもしまたこのようなルールの仲間大会があったときは神社に行こうと思う。
後は、単純にPSを上げないと...
あと、コレクレー徒歩フォルムを使えることに驚いた。ホーム解禁前の記憶しかなかった。しかもこいつ地味に強いのに使えないの悲しかった。
最後に主催のいろはさん、開いていただいてありがとうございました。